アニメ感想

2015年夏アニメの雑感

切らずに観てるものリスト。 ・Charlotte(9話まで) 大変楽しんで観ている。 基本的に主人公の内面からみた実感を前提に言行を評価していく立場を取っているので、あんまり唐突さとか説明不足な印象を覚えたことはないかな。強いて言えばやっぱり7話のゲー…

Charlotte 8話まで(乙坂有宇について)

すげー話が動きそうなので現状でのまとめを残しておく的なアレ。備忘。 例によって例の如く自分用メモなので不親切な部分だらけですがなんかあったら応答とかはするかもしれません。しないかもしれません。 めっさ長くなりそうだったのでひとまず乙坂兄への…

異能バトルは日常系のなかで 鳩子氏について

だいたいTwitterで書いた通りの話で、付け足すこともあんまりないんだけど、あんまりにもあんまりな読みが視界に入ったので。 啓蒙行為への情熱とか別に持ってないけど、ああいう読みとは距離を取りたいということの表明くらいはしておく。これを読んだ誰が…

異能バトルは日常系のなかで 7話

えー、そっち行っちゃうのー、という感のないではなく。 次回で雰囲気が日常系から逸れてたらだいぶあかんなーという感じ(自分でも三日後にはどういう意味だかわかんなくなってそうな記述)。 鳩子氏の哀しさは主人公の中二病を理解できないってことで、そ…

異能バトルは日常系のなかで 6話まで

文体を崩しつつ順番に感想を書きます。 僕にソリッドな文体とか無理なんじゃねえのか疑惑が色濃くなってきた。 4話。 コスプレのところの話。通俗的な邪気眼概念が流通する空間がどういった利点を持つかというと、ひとつにはギャップ萌えを任意の瞬間に(仕…

異能バトルは日常系のなかで 3話まで

長編ラブコメの要点はその始まりと維持と終わり、それぞれのフェーズに於いて適切な処理を選択し、各フェーズの接続と断絶とを恣意的に操作することにある。始める仕掛けと終わらせる仕掛けのほかに、続けるための仕掛けが必要とされる。 ただラブコメを続け…

蒼き鋼のアルペジオ 総評

あまり整理できていないので、印象的なことだけ散発的に。 蒼き鋼のアルペジオ。和音(コード)ではなく、分散和音(アルペジオ)。 つまりは時間経過により響きを増し/変化させる和音であり、構成要素が増えるにつれて複雑さを増す機能であるのだから、正…

ご注文はうさぎですか? 総評

まだ観返しての検討とか済ませていないけれど、とりあえず通して追ってきた上での感想をひとまず。 僕がある場を優しい世界であると思う時、念頭に置いているのは以下のようなことだ―――自己演出が制限されないこと、不随意な空気の読み合いを強制されないこ…

ご注文はうさぎですか? 第1羽

ふーわふわ♪ どきどき♪ ないしょだって♪ と申し上げているのがお解りになりませんか? ……まず、ご注文がうさぎだった。タイトルの由来が開始4分で明かされるこのスピード感である。 無論として(これは前回のがをられ感想とも重なるのだけれど)、ひとつの名…

彼女がフラグをおられたら 二話まで

まだキャラの名前もあんまり覚えてないのですが。 どの程度まで異能/異世界の設定を突っ込んでくるのかな、というのと、キャラ造形に見る過去作の影響とその運用の仕方みたいなところに注目して観ているところ。もちろん脳の8割くらいは阿澄佳奈と田村ゆか…

となりの関くん 1話

ちびまる子ちゃんが叱られるシーンがキツくて観られないマンとしては大変つらい。マジでつらい。

そにアニ 1話

なんだこの異形は、というアレ。 そに子さんのヤバさって性欲の権化ですよーみたいなすげーセクシャルなヴィジュアルを持って産まれた癖にShicorityをわざわざ減らす方向に設定がどんどん生えてるあたりにたぶん宿っていて、あの絶妙な音楽の好みにマカロン…

咲 2話まで

治水モードの龍門渕透華さんのヤバさについては何度かTwitterとかで書いたんだけど、また書いておく(思考の整理)。 本人が原村和に対抗意識を燃やすデジタル・理論派の打ち手であること、また極度の目立ちたがり屋であり波乱を常に巻き起こしたいと願って…

未確認で進行形 2話まで

ラブコメなので少女と少年は結ばれねばならないのだが、彼らが必然的に結ばれるための設定を用意すると、次はその恋がすぐには成就しない仕掛けが要請される。連載形式ではしばしば、カップルの成立を遅延させるための仕掛けが必要となる訳だ。ここで序盤に…

ストレンジ・プラス 1話

ネタが削られすぎなのでは??? というのは視聴者の年齢に配慮してのものなのかパロディ出来ない理由があるのか、まあその意図については措くとしても、どう考えても導入部おかしいよねー。初見の人に厳しいどころじゃなくマジで何も説明してないし。 あま…

ディーふらぐ! 1話

完璧。

リトルバスターズ! 全話

そのうちもうちょっと整理して書くので手短に。 媒体をアニメに移すこと、の強さと弱さについて再考する切っ掛けになった。弱さが露呈している割に、強さを活かしきれていないような気はする。 未だに棗鈴がよくわからない。うーん。某所の言及は僕のことか…

リトルバスターズ! Refrain 6話

4、5話試聴終了後に考えてた予測は大体外れてたので無かったことにしました(L5発症顔で)。 3話直後に書いたこともだいたい的外れという。既定路線や! ガハハ! 6話感想。大筋は原作準拠でありながら、シーンの見せ方に相当な部分、アニメスタッフの工夫を…

リトルバスターズ! Refrain 3話

停滞する世界の只中にあって、来ヶ谷唯湖は直枝理樹の背中を押して、自らそこを去る。 ……備忘のためのメモ帳、果たされなかった約束。原作のそういった要素を省いた分だけ、異端さが際立った物語だったと思う。原作以上に何も起こらないルート。最初の花火を…

リトルバスターズ! Refrain 2話まで

毎話感想書くとか言ってた人間がいるらしいですよ? ……有言不実行してばかりの人生でしたね。 アニメ版のリトバスで特筆すべきは原作に於ける一対一の恋愛要素をアニメ化に際してさっくりと切り落としていたところで、これは勿論ループしているのか否かが明…

戦姫絶唱シンフォギア(キャラについて)

・立花響 悠木碧マジパネェッスワァ……と震えながら焼き土下座する感じになります。僕の中で斎藤千和枠に入った。叫び声や泣き声の異様な迫力はもちろん、照れて変なこと言ってる時の変な声こそが超すばら。 迷わない馬鹿でもなく、迷ってばかりの雛鳥でもない。シン…

戦姫絶唱シンフォギア(全話)

観終わったばかりの取り留めのない話をそのまま書いておく。たぶん論理甘い。 どこまでが自分一人で考えたものかは例によって例のごとく既に不明瞭。 終わりの名を持つ者(この名称好きすぎて困る)。 彼女の計画―――統一された言葉亡き世界を痛みで繋ぎ直す…

ガールズ&パンツァー(全話)

反復される描写を通じて実感される成長と、小さなコミュニティのなかでその緊密さを増すコミュニケーション網の発達。そして描きたい事柄の多さに比して足りない尺が要請した、極めて速いテンポ。 高い水準で作られた、当然のように素敵な作品、という印象。…

はたらく魔王さま!(全話)

勇者エミリアに萌えない君たちであったことよ(詠嘆)。 いや嘘だろマジで……どう考えてもエミリア一番かわいいじゃん……なんなの……ってなりながら観てた。むろみさんでは乙姫かわいくないと言われ俺妹では加奈子どうでもいいと言われるこの不可解な世界。 キ…

波打ち際のむろみさん(全話)

様々な部分に神経の行き届いたアニメ化だったのでは、と。いや原作一巻しか読んでないんですががが。 第一印象がアレな川端くんとのファーストコンタクトをAパートで済ませ、その直後に実はたっくんのこと結構気に入ってるんだよという話をBパートで突っ込む…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(全話)

どこまでも高まり続ける八幡の強度に着いて行けるのは葉山と平塚先生だけであり、八幡の側の精神的な障壁を乗り越えて正しくヒロインとして振る舞えるものは戸塚だけである、ということに(最終的には)なった。 ……たぶん、最初はそうではなかった、というの…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 第6話

あなたがたはまるで、パブロフの犬のようだ! 条件反射で、涎を垂らしている! 視界に映るものが全て酸っぱい葡萄であるならば、無視して歩くだけで収支としては儲けものだ。偶発的な当たりの可能性を全て切り捨てることで、確定されたハズレの回避が約束さ…

ストライクウィッチーズ2(全話)

もっさんの突き抜けた強さを好んでいた向きには、終盤の展開は過酷なものに感じられたものと思う。僕は若干の辛さを覚えた。 ただまあ、物語とキャラクタを切り離して嗜好するというのもフェアな態度には思えないし、単に無いものねだりをしているような感触…

ゆゆ式 3話

今回は細かな改変が多めで、その改変部分がすごく馴染んでるなー、という印象で。 展開の先後を置換したり台詞や仕草を場合によって増やしたり減らしたり、その過程で原作の台詞やカットを逸脱することが、むしろ忠実に再現していた前2話よりもゆゆ式らしさ…

ゆゆ式 2話

1話でも思ったことだけれど、アニメを作ってる人とは何処までもゆゆ式観(すげえ言葉だ)が食い違うなー、と感じる。 いやアニメ作ってる人って誰だよという話だけど。脚本? どっちかというと演出の領分っぽいかな。全然出来の悪いアニメじゃないので、変な…