未確認で進行形 2話まで

 ラブコメなので少女と少年は結ばれねばならないのだが、彼らが必然的に結ばれるための設定を用意すると、次はその恋がすぐには成就しない仕掛けが要請される。連載形式ではしばしば、カップルの成立を遅延させるための仕掛けが必要となる訳だ。ここで序盤に舵取りミスったのが現在までずっと自由度を削減し続けてるのがニセコイだよなあとかあるのだがまあ置いといて。
 上記みたいな問題意識に対してのスマートな回答ではありますよね>記憶喪失。考えてみればニセコイもやってることは近いけど、まああっちのオリジンはラブひなだろう(世代的に(たぶん))。
 現状よくわからんなー、というのは何が物語のメインに据えられるかさっぱりわからんところで。ロリ小姑が目立ちすぎてるような印象が非常に強いってのと、彼女らの属する場が複数存在すること(自宅、学校{教室、生徒会})、なにより記憶の再獲得が一発でお話の終了に直結しちゃいそうなところが不可思議というか。どこで何を見せる話にするんやろ?
 2話で印象的だったのは主人公(?)の姉への複雑な想いとかかなあ。消化しきれてない劣等感。でもこれロリ小姑と相性悪いテーマっぽい。直感的には。
 あとアレ、お約束的なイベントに鷹揚なキャラを突っ込んでイベントを不発のまま流すというギャグは『いつかまたかえる』でも見たような気がする。持ち味?(突っ込み役は誰の視点? とか与太を飛ばしていくとつよいかも)