Rewrite、オールクリア

 そんなこんなで、雑感。
 
 手触りの不明瞭さ、安直な理解をさせてくれない多面性、といったものを強く感じました。個人的な好みとしては一つの概念で作品全てが説明できるくらい強固に方向付けられた物語の方が好みではあるんですけど、そういう作りがRewriteという物語に相応しかったかどうかはまた別の話で、つまり僕の考えた最強のRewriteを書こうぜ! という話に帰結せざるを得ません。マジかよ。死人が出るわ。
 3ライターそれぞれが全てを自分一人で手がけていたらこうなったよ、という軽いプロット集とか有ったら凄く読みたい。誰かインタビューとかしてくれないかなあ。
 
 プレイ完了したので、『ふぞろいの蜜柑たち』も読む。最後にこれ読ませるのかよマッハ憎い演出しやがって! といった。
 Moon編あたりにうまいことねじ込んでくれていたら、とか一瞬思った。これってもしかして初回限定版じゃないと読めないのかなあ。だとしたら、それは損失だと思う。瑚太郎くんをどう解するか、その材料としてこれほど重要な話もない。
 
 そんな訳で、プレイ感想は一旦終わり。纏まった形で出力することに慣れてないせいか異様に疲れた。文体に色んな人の影響がそのまま漏出してて恥ずかしいったら。
 いつか読み返した時、こんな考え方をする自分がいたんだな、と振り返られるようなものになっていれば嬉しい。