ガールズ&パンツァー 6話まで

 例によって例のごとく備忘。Twitterで書いてたことも多く含む。
 
 秋山殿がすごい好き。好きというか崇拝に近い。憧れている。これだな。
 秋山殿は対人慣れしてなさがすごいのだけれど、対人慣れしていないので唐突でぎこちない、という事実がどんな形でも馬鹿にされないのが最高に正しい。西住殿に初めて話しかける時のストーカーじみた挙動とか、五十鈴さんの母親に自己紹介する時の唐突さとか(順に紹介される流れなのに自分から喋ってしまっている)、色々と対話の作法を把握できていないことが多くの場所で露呈するのだけれど、でも彼女の真摯で裏表のない想いは伝わるか、少なくとも相手に誠実さだけは受け取って貰えている。多少の戸惑いが介在するにせよ。人と人が会話する、ってのはそういうことじゃないの、と思う。あるべき交感の形として。
 あとは、サンダースにスパイ潜入して帰還した時の態度とか。大変だったことはアピールするんだけど、それで自分が心配されること、優しい言葉を掛けられることを期待していた様子がなかったことに、ああ、と思う。本当に、どこまでも、尊い
 自戒として書いておくと、僕は真摯でも誠実でもないので、会話に不慣れって一点をとって自分を重ねるのは/それを以って慰めとするのはよくない。世界が間違っていることと、間違った世界だから不全感を抱えるハメになっていることとは、必要十分な関係にはない。自涜にキャラクタを巻き込みたくない、と自覚できる限りのケースについては思う。
 
 戦車戦すごいおもしろいですねー(幼児並の感想)。
 砲塔の旋回が非常に遅いこと、連射が利かない(装填手の良し悪しも関わるのかしら)こと、戦車の機動力が高めなこと、走行中の射撃精度が低いこと、そして主砲の威力がかなり強く調整されていること(ダージリンさんの防御力!)、といった諸要素の絡み合ににより、接近戦時のドッグファイトが成立している辺り非常に熱い。当てるには自分か相手、どちらかの静止が条件となる。自然、戦闘の結果は戦術/戦略レベルでの巧拙に大きく左右され、我らが西住殿の凄さは十全に発揮される。鴨撃ちにされた状況の絶望感とか、待ち伏せが成功した時のしてやった感とか、とにかく楽しませる演出が丁寧でうまいなーといった印象で。トーナメントなんだから少なくとも決勝進出までは勝つだろうなと思いながら観ているんだけど、それでもハラハラさせられる。西住殿がキリッとした瞬間の頼もしいことといったら!
 6話のファイヤーフライに狙われたシーン、冷泉さんのドラテク(違)で神回避する瞬間の脳汁の出方が凄かった。こう、西住殿に内緒でみんなで練習してたシーンとかも併せて考えると。そういえば秋山殿のスパイに始まり通信傍受を打破する武部殿のメール打ち(女子力による)を経て西住殿の指示を受けた冷泉さんの機動、そして最後の五十鈴殿の砲撃と、サンダース戦はあんこうさんチーム全員が機能して勝利した訳で。西住殿無双の感があった4話を思うと、こう、感無量というか(逃げない一年生、頼れる歴女たちの奮闘も含め)。
  
 何書いてるのかわかんなくなってきたので明日に投げる(特に戦闘の話が超粗い)。明日の自分がんばれ超がんばれ。