英雄戦姫 EU攻略前まで

 英雄戦姫やってます。いまナポレオンに喧嘩ふっかけたところ。
 総じてストレスなく楽しませることを徹底してる印象で、パッチ当てたら事前に気になってた部分が全部消えたことなんかも含め、無用な引っ掛かりがなく安心してブヒブヒしたり兵の運用に集中したりできる感じ。初代ディスガイアの後にディスガイア4をやった時くらいの勢いで感動。戦国ランスから何年経ったっけ、とか考えると死ねる。
 
 地域制圧型のシミュレーションをアリスソフトのもの(大悪司大番長鬼畜王ランス戦国ランス)しかまともにプレイしていないため、そこからの偏差で評価してしまう感じが自覚される。
 たとえば戦国ランスで最も重要なリソースは時間で、のんびりと好きなユニットを強化などしていると仲間候補の女の子が陵辱され殺されたり重要なイベントが潰れたり魔人が出現して勢力を拡大したりする。またキャラの強さに大きな格差があり(世界観レベルでその事実を設定に組み込むあたり邪悪でよい)、能力アップアイテムがそれなりに貴重なため(入手に必要なものもやはり時間だ)、ぶっちゃけ使えないキャラに構っている暇がなく、初回プレイで好きなキャラを好きなように強化していると後半加入する強いキャラにリソースが割けず大変難しくなる感じの悲劇がしばしば報告されていた。時間的/物的リソースの不足はまだプレイングの巧緻化によって何とでもなるものの、お気に入りのキャラが弱い、という問題だけはどうしても克服できず、それは飽きが早いとされる理由の一端だと思う(同じ兵科でも技が下位互換だとそれだけでゴミだったり―――恵まれてないキャラはカンストさせても微妙な性能)。
 で、そこら辺のアレを上手に解消してるのが英雄戦姫だなーという印象。初っ端に「お金は兵力増強くらいにしか使わないから遠慮せず注ぎ込もう」という旨のメッセージが出たり、能力値は付け外し自由のアクセサリによってピンポイントで増減させる形だったりと、気に入ったキャラを試しに強化してみることにリスクがない/リスクがないことを早くから教えてくれる。ターン回しても何も起きないので半ば無限にお金が得られる辺りも素敵。あとパラメータと兵科があまり関係ないっぽい?(巫女の攻9と武将の攻9の差、みたいなものを感じにくい)ので、持って生まれたキャラの色はあるにせよ、多少は好きなようにキャラを演出できるのもよい。キャラゲーかくあるべし、といった感じ。
 戦闘システムが非常に面白くて、みたいな話はそのうち書くかも。MP的なものを導入せず技のバランスをとる工夫、とかそういうラインで。どちらかと言えば戦国ランスの工夫に注目する感じの。
 
 現状好きなキャラは安倍晴明、アショーカ、コロンブス織田信長ビリー・ザ・キッドといったところ。……この一文だけ見ると大物感すごいな。
 攻撃するたび「おにぎりっ!」と叫ぶランスロットさんにラ・ピュセルとか思い出しつつ。