はたらく魔王さま!(全話)

 勇者エミリアに萌えない君たちであったことよ(詠嘆)。
 いや嘘だろマジで……どう考えてもエミリア一番かわいいじゃん……なんなの……ってなりながら観てた。むろみさんでは乙姫かわいくないと言われ俺妹では加奈子どうでもいいと言われるこの不可解な世界。
 キャラの頭の悪さでイベントを悪い方向に転がさなかったこと、が安心して観られた理由ではあったかなー。実際シビアな展開はあったけど、作中の状況下では割と善い手を打っていたように見えた。ので、鈴乃まわりの展開―――信念と人情との板挟み―――が余計にだるく感じられたような気もする。あそこだけテンポ妙に悪かったしなー。あと、「魔王は実は悪心を持ったままなのではないか?」って問いはエミリア来訪の時に一回やってて、視聴者もその疑念とシンクロできたのって当然ながら初回だけなので(そこから積まれる日常によって僕らは魔王を信頼していく)、ドラマが鈴乃の意固地さだけで停滞してたのが多分アレなアレ。
 あとアレ、最終話でカツ・ドゥーン持ってきたのって原作でもやってたアレなのかな、とふと。アニオリだとすると、最初に話題になったネタを最後に持ってきて反復で落とす、というのはすごく綺麗に見える。そんで傘の一件を重ねる訳で、そりゃもうエモい。もう何書いてるかよくわかんなくなってきた。うむ。